森からの贈り物

ウリハダ
カナダのシンボルと言えばメープル。夏は青々と茂り、秋には真っ赤に染まるメープルの木から採れるのがメープルシロップです。メープルの樹液が採取出来るのは、春の始まりの数週間だけらしいので、早速初めての「メープルシロップ作り」に挑戦です。通常はカナダの国旗でおなじみのシュガーメープル(サトウカエデ)を使うのですが、今回はこの辺に多くみられるウリハダカエデを利用しました。木の幹に直径1cm位の穴を開け、そこにチューブを入れ点滴のように採取します。ちょっと痛そうですが、傷は2~3年でふさがり成長にはあまり影響がないそうなので、木に感謝しながらいただきます。

ウリハダ2
4月11日から3日間で約30リットルが取れました。これを煮詰めるのですが、表面積が広い方が効率がよさそうなので、我が家で最大のバットで水分を蒸発させます。このバットに10リットル入るので、減ってきたら足しながらゆっくりと煮詰めます。
ウリハダ3
1昼夜かかって40分の1まで煮詰めました。
ウリハダ4
真水のようだった樹液が、きれいな琥珀色になりました。中に含まれている不純物(樹木の成分セルロースの様なもの)をフィルターで濾します。
ウリハダ5
約700ミリリットルの混ぜ物なしの純粋なメープルシロップが出来ました。味はすっきりしていて本当に甘いです。コーヒーや紅茶、ホットケーキに使わせていただきます。

“森からの贈り物” への2件の返信

    • 初めて作ってみましたが、意外と簡単に出来ました。今まで何で作らなかったかと後悔するくらい美味しいですよ。
      冷蔵庫で保存すると1年くらい持ちますのでこちらにおいでの時は試食してください。

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